「Personal Activity Transformation」とは、「とことん前向きな自分への自己変革」というような意味合いの造語です。こんな時代だからこそ、個人は積極的に自己を改造し、どんなときでもポジティブに生き抜いていくべきだ……そんな願いがこめられています。
諸星大二郎のマンガに『太公望』という作品があります。若い頃の太公望が、腹をすかして騙されるまま針のない釣り糸を垂れていると、大きな魚を吊り上げます。そのとき、不思議な老仙人が現れ、彼にいろいろアドバイスしてくれたわけです。
「釣り針など要らない。釣り上げるのは龍であり、それは自分自身の中に潜んでいる」……つまりは、自分自身の可能性を信じて素直に糸を垂れていれば、誰でも、その可能性を発見できるのだということですね。不思議な仙人は、未来の自分自身であったというオチがつくわけですが。
「前向きな自分への自己変革」と書きましたが、その方法は自分自身で見つけるしかない。間違っても、そのへんに売っている本の中には載っていない。ましてや、怪しげな自分探しなセミナーなんかに通ったりしちゃー、いけない(笑)。
おそらくは、自分の内部に潜み、自分を自分にしてくれた数多くの他人たちの声に、素直に耳を傾けることができれば、懐かしい彼らのすべてを十全に思い出すことができれば、彼らに後押しされることによってのみ初めて、自分自身を釣り上げることができるんじゃないのかなと、個人的には確信しています。その釣り糸は、限りなく他人に向かって開かれていなければ、意味がないということですね。
「pat」というのは、もともとパソコン通信時代のハンドルネーム(ニックネーム)でした。アスキーネットACSの運営に参加した当初だから、1987年ごろなのかなー、「ハンドルネームを使うんだよ」ということで、3分ぐらいで思いついたのが、これ。ジョージ秋山の名作『パットマンX』が好きだったこと、パット・メセニー・グループが好きだったこと、金が入るとパァ〜っと使っちまう……当時のメモとして、こんな由来が残っています(笑)。
「Activity」はPERT手法から、「Transformation」は、『人間…過去・現在・未来』(岩波新書/L・マンフォード)の原題からいただきました。